さくらインターネットは、PHPモジュールモード対応、月額515円で無料SSLありのレンタルサーバーです。
まさに「Wordpressの表示を高速化したい」「維持費をおさえたい」「SSL化したい」という人にオススメではないでしょうか。
ただ、Wordpressのデータを丸ごと引っ越すとなれば、面倒くさいと思うかも。
そんなことはありません!
あるポイントさえ注意していれば、失敗無しで簡単に引っ越しできてしまいます。
では、その引っ越し方法をみていきましょう。
始める前にやっておきたいこと
冒頭の「あるポイントさえ注意していれば~」というのは、まさにこれから紹介するこの部分。
たったこれだけで失敗する確率がグッと下がる、かなり重要なポイントです。
引っ越しとなれば、Wordpressのデータをエクスポートする必要があります。その前にぜひ、確認しましょう。
リダイレクトを外す
URLが「https://~」と常時SSL化している人はリダイレクトを設定しているはず。そのリダイレクトを外しましょう。
そうしないと引っ越し先でログインできない状態になってしまいます。
SSL化を無効にしてもWordpressでの設定は残っています。必ずリダイレクトを無効にしてください。
SSL化していない「https://~」のURLでも接続できれば、リダイレクトは外れています。
プラグインを無効にする
利用しているプラグインは人それぞれでしょうが、有効にしたままインポートしたときにどう影響するするかは分かりません。
特にリダイレクトをプラグインで設定している人は止めてください。
また、セキュリティ系のプラグインは、無効にしておいた方が良いでしょう。
パスワードを控える
引っ越し前のログインIDとパスワードは、控えておいて下さい。
丸ごとデータを移行するので、後で使う場合もあります。
あと、パスワードと言えば、意外と忘れがちなのがメールのアカウント。
独自ドメインのメールを利用しているなら、パスワードを控えておきましょう。
引っ越し方法手順
WordPressを引っ越しするなら、プラグインを利用すのが一番楽です。
手動で引っ越ししたこともありますが、あまりにもプラグインの方法が簡単すぎてビックリでした。
この引っ越し用のプラグインも幾つもあるのですが、「All-in-One WP Migration」が手軽でオススメです。
ただし、520㎆という条件があるので、サイトが大きい記事が多い方は、手動での作業になります。
旧サ―バーでの作業
Word pressを利用している限り、どこのサーバーを利用していてもやることは同じ。
プラグインのAll-in-One WP Migrationをインストールして、データのエクスポートです。
冒頭の「始める前にやっておきたいこと」で紹介した作業は、済ませておくようにしてください。
Word pressのエクスポート
All-in-One WP Migrationを使ってデータをエクスポートします。
まずは、このプラグインをインストールしましょう。
インストールすると左側のツールカテゴリの下にAll-in-One WP Migrationが表示されます。クリックして、エクスポートを選択。
エクスポート先は、ファイルを選択しましょう。
これでWord pressのデータがまるごとエクスポートされました。
ドメインの削除
エクスポートが終われば、ドメインの削除をします。
ネームサーバーの変換でもOK。
慎重に行くならネームサーバーを変更して、さくらインターネットへ引っ越し終了後、削除したほうがいいかも。
さくらインターネットの作業
さくらインターネットへ独自ドメインを登録して、Word pressのインストールをします。
この段階では記事もないので初期状態ですが、All-in-One WP Migrationを使ってデータをインポートすれば、一気に今までの状態に復活します。
独自ドメインの登録
まず、さくらインターネットへのネームサーバーの変更を忘れずに。
新規追加で独自ドメインの登録をしましょう。
反映されるまでには、個人差があります。
しっかりさくらインターネットの画面が表示されるまで作業を中断しましょう。
あせってWord pressのインストールをしてしまうと失敗の原因になりかねません。
データベースを作成
反映されるまでの間にデータベースを作成します。
Word pressのインストール
ドメイン直下(https://***.com)にWord pressを設置したい場合は、パスを空欄にします。
そうでない場合(https://***.com/wp/)などに設置していた場合は、パスにお好みのファルダ名(wpなど)を記入すると、そのフォルダに設置されます。
Word pressのインポート
こちらにも、All-in-One WP Migrationをインストールして、インポート作業に入ります。
左側のツールカテゴリの下に表示されたAll-in-One WP Migrationをクリックして、インポートを選択します。
これでSSL化する前とほぼ同じ状態に戻っているはずです。
この時注意したいのが、インポートできる容量は、最大5MBになっているということ。
エクスポートしたデータが5MB以上であれば、「インポートできません。」というメッセージがでます。
インポートできない場合
データ容量が大きくてインポートできない場合は、さくらインターネットのコントロールパネルからアップロードできる容量を変更します。
PHP設定の編集から
upload_max_filesize = 200M
post_max_size = 200M
を貼り付けして保存してください。
これで最大200Mアップロードできるようになりました。
Word pressの設定
SSLの登録とプラグインの有効化をします。
さくらインターネットでは、無料SSLに対応。申請後、30分もあれば利用できるようになります。
また、独自のプラグインSAKURA RS WP SSLで簡単に常時SSL化が可能。
リダイレクト設定もあっという間ですから、こちらも利用してみてください。
他のプラグインも、設定する必要があれば、その都度行ってください。
まとめ
引っ越しに失敗すると表示されなくなくなったり、ロックがかかったりと自分も散々なめにあいました。
しかし、少し注意することでその失敗がなくなります。
プラグインを利用すれば簡単ですし、FFFTPを使うよりも時間がかかりません。
これで複数サイトを所有している人も、サクサク引っ越しできるようになります。
さくらインターネットでは、昨年から仕様が変わり、Word pressも高速化、使いやすくもなりました。
実際仕様が変わる前のさくらインターネットを使っていましたが、新しいのにしてから確かに速いです。
ぜひ、利用してみてください。