ビールが変わった!初心者向けの飲みやすいビールが続々登場

4月の酒税法の改正による「ビール定義拡大」により、 レモンのビールやグレープフルーツなど、まるでカクテルの様なビールが各メーカーから続々と発売されるようになりました。

この飲みやすいビールの秘密は、“フルーツの爽快さ”や“口あたりのまろやかさ”

ビール特有の苦さは抑えられフルーツの風味を増やした初心者や若者向けの飲みやすいものとなっています。
また、女性を意識した缶のデザイン性も特徴の1つとなっています。

新ビールが続々登場!

初心者のネックとなっているのが「苦み」であり、どのビールもこの苦みを抑える工夫をしています。
加えてフルーティーな味にする事で、今までのビールとは違う飲みやすさが生まれました。

ビールに興味がある初心者の方は、まずこれらのビール子から始めてみてはいかがでしょうか。

【サントリー】海の向こうのビアレシピ

オレンジピールのさわやかビール



カリフォルニアで楽しまれている、ビールにオレンジを添えるスタイルにヒントを得ました。
爽やかな香りとやわらかい味わいが特長のピ-ルです。

芳醇カシスのまろやかビール



ベルギーで親しまれている、フルーツビールにヒントを得ました。
まろやかなロ当たりと鮮やかな赤の色合いが特長のビールです。

サントリー「海の向こうのビアレシピ」公式紹介ページ

【キリン】グランドキリン

ひこうき雲と私 レモン篇



レモンピールを使用した柑橘の風味と、爽やかな余韻が楽しめるレモンビール。

雨のち太陽、ベルジャンの白



コリアンダーシードの複雑な奥行きと、オレンジピールの爽やかな味わい、華やかな余韻が楽しめるベルジャンホワイトタイプのビールです。

どちらも全国のコンビニエンスストア・スーパー・量販店で販売。

キリン「グランドキリン」公式紹介ページ

アサヒ

グランマイルド



やわらかなコクが続き、ゆっくり楽しめるこだわりのビール。麦やアルコール7%の豊かな味わいがありながらも、余分な雑味や甘みを抑えることで、上品でやわらかな余韻を実現しました。

アサヒ公式紹介サイト

ジャパンプレミアムブリュー

Innovative Brewer ビアチェッロ



サッポロビール(株)の100%子会社であるジャパンプレミアムブリュー(株)。
グレープフルーツとオレンジのピール(皮)を、麦汁に浸漬させる独自の製造方法によって"苦味"を引き出しました。
これにより、ビール本来の価値である"麦の味わいや爽快感"をしっかり持ちつつ、"苦味"そのものをピール由来の"ジューシーな苦味"に変えることで、"苦味"をあまり好まない方にも飲みやすいビールに。

ジャパンプレミアムブリュー公式紹介サイト

クラフトビールにも注目!

ビール定義拡大により、ビールと表記できる商品が増える事で様々な原料を使ったビールを開発・販売するようになり、多彩な味のビールが生まれ市場が活性化するといわれています。

これにより市場拡大の兆しが見えるのがクラフトビールです。

クラフトビールとは、独立した醸造所で小規模で生産されるビールの事で、同じカテゴリーだと地ビールと言った方がピンとくるのでは。
ただ、最近では大手メーカーもクラフトビールを販売しており、この定義も曖昧なものになっています。

他にはないこだわりで造られたものが多いクラフトビールは若い世代に人気のビールであり、中には、今まで麦芽比率が67%以上ありながら、定められた原料を使っていなかったため発泡酒と表記していたものも多かったのです。

これでクラフトビールと堂々と名乗れますね。

今後、初心者の方や若者をターゲットとした個性的なクラフトビールも増えて来るのではと予想されます。

なぜ、この様なビールが今までなかったのか?

この様な飲みやすいビールが発売されるのは、4月に酒税法の改正による「ビール定義拡大で新たな原料が使えるようになった」からです。

元々のビールの定義は

  • 麦芽比率を67%以上使うこと
  • 定められた原料を使うこと

の2つの条件をクリアするれば「ビール」と表記できました。

幾ら麦芽比率が67%以上でも定められた原料以外を使えば、“発泡酒”という扱いに。
実はこのような商品は意外と多いのです。

今回、この「麦芽比率」と「原料」のどちらも定義を拡大され、

  • 麦芽比率を50%以上使うこと
  • 定められた原料の追加

となりました。

改正前

麦芽比率

67%

原料

麦・米・トウモロコシ・こうりゃん・ばれいしょ・デンプン・糖類またはカラメル
改正後

麦芽比率

50%

原料

麦・米・トウモロコシ・こうりゃん・ばれいしょ・デンプン・糖類またはカラメル

果実・コリアンダー・コリアンダーシード・香辛料(胡椒、山椒等)、ハープ(カモミール、バジル等)・野菜・そば・ごま・含糖質物(蜂蜜、黒糖等)・食塩・みそ・花・茶・コーヒー・ココア(これらの調整品を含む)かき・こんぷ・わかめ・かつお節

発泡酒・新ジャンルビールとの違い

ここまで見ると、ビールも発泡酒も新ジャンルも違いがない気がしますが、ビールと発泡酒については、そうかもしれません。

そもそも、発泡酒の定義は

  • 原料の一部に麦芽又は麦を使用したもの。(但し、 蒸留酒等を原料に含むものを除く)

ですから、 ビールで定められた原料以外を用いると発泡酒扱いになりますから、ビールの原料が増えた事で前より違いが無くなってきてより分かりづらいくなりました。

これにより、発泡酒は衰退するのでは?との予想も。
価格の安さが売りだった発泡酒も、新ジャンル(第三のビール)の登場で立場が危うくなっていました。
実際、発泡酒のさきがけとなったホップスを発売したサントリーではすでに全発泡酒の発売を終了しています。

そして、今回、ビールのハードルも下がり、苦しい立ち位置なのは確かです。

一方、新ジャンルは、

  • 麦芽を用いず、穀類、糖類などの原料を用いてつくられたもの。

なので、こちらはまだわかりやすいですね。

また、価格で言えば、更に今後の改正でビール・発泡酒・新ジャンルの税率が変わります。
段階的にではありますが、ビールの税率を下げて、発泡酒と新ジャンルの税率を上げるといいます。
最終的には3つとも同じ税率にするのではと予定されているので、今後の各価格帯にも変化がありそうですね。

まとめ

ビール定義拡大で使える原料が増えた事で、色々な味付けのビールが楽しめるようになりました。
これにより、より本格的なビールというよりは、今までビールが苦手だった方にも興味を持って頂ける様なビールが増えるのではないでしょうか。

初心者には、あの苦みのせいでビールを飲まなくなる方も意外と多いんです。
ですから、この様な飲みやすいビールから入るのも全然アリです!

手軽に飲めて、チョットおしゃれな新ビールに興味が湧いてきたなら、一度お試ししてみてはいかがでしょうか。