音声で予定が入力出来れば、いちいちカレンダーアプリを開かなくていいので、より手軽に使えます。
しかし、 今のところ、Google Homeを利用してGoogleカレンダーに音声で予定を入力出来る設定はありません。
そこで、IFTTTを利用して音声で入力出来るようにしてみました。
どんな時に使える?
急な予定が入った時、音声で手軽に入力。
カレンダーに予定が追加されます。
後はお知らせ時間になれば、スマホにアラームやポップアップでお知らせ。
これだと一度入力してしまえば、後は場所を問わず携帯が教えてくれます。
「やらなければならない事を急に思い出した」なんて時などにも便利です。
やりたいイメージ
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(19時に弁当を取りに行く用事が出来た!) |
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「OK、Google、19時に弁当を取りに行く」 |
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「カレンダーに19時に弁当を取りに行くと追加しました。」 |
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『カレンダーでも確認出来て、スマホにもお知らせ』 |
IFTTTとは
では、今回利用するIFTTT(イフト:IF This Then That)を知らない方の為に、どの様なサービスをザックリと紹介します。
IFTTTは異なるサービスをWebサービスを連携させてくれるサービス。
専門的な知識は必要なく、提供されているサービスを連携させて新しいサービスを作成します。
作業イメージとしては、「もし(IF)『This(入力)』ならば(Then)『That(出力)』する」というベースから、ThisとThenにそれぞれサービスを選んでいくという形に。
今回は、Thisには「Google Homeで採用されているGoogle Assistant」、Thenには「Google カレンダー」を選択する事で、Google Homeで音声入力をすれば、Google カレンダーと連動するという新しいサービスを作成してみようと言う訳です。
Googleカレンダーに音声入力が出来る様になるまでの流れ
IFTTTを利用した事がないユーザーでもGoogleアカウントさえあれば、登録作業なしですぐに利用は可能です。
新しいサービスと聞けばハードルが高そうですが、そんなことはありません。
専門知識も不要で、流れの通り記入するだけでOKです。
IFTTTで新しいサービスを作る
Google HomeとGoogle カレンダーを連動させる為にIFTTTにログインします。
Googleのアカウントがあれば、登録不要。
IFTTT:https://ifttt.com/
ログインに成功したら、上部にある「My Applets」をクリック。
早速、右側の「New Applet」から作成してみましょう。
まず~したらの部分であるthisの部分を作成します。「this」をクリック。
使うサービスを選択します。
Google Homeでの音声認識が必要の為、Google Assistantを選択。検索欄に「assistant」と入力、クリックします。
初回はGoogle Assistantへの許可が求められるので、「Connect」をクリックします。
きっかけの命令となるTigger(トリガー)の選択。
今回は用事と時間の両方を記録したいので、numberとtextの両方がトリガーとなる4番目を選択します。
これがトリガー作成画面。
「うわ~」と思ってしまいますが、日本語での入力ですから苦労しません。
まず、トリガーのフレーズを決めます。いわゆる命令コマンドです。
カレンダーに用事と時間を追加したいわけですから、「カレンダーに[用事]、時間は[○時]に追加」という命令コマンドにしました。
この時、用事の部分は「 $ 」、時間は「 # 」となります。
重要なポイントは、前後に半角を入れる事。
「カレンダーに $ 時間は # に追加」と記入します。
二番には、他の言い方も欲しい場合に入力。
次にGoogle Homeが何と言って応答するかを決めます。言語はもちろん日本語です。
良ければ、「Crate trigger」をクリック。
これで例えば、
「OK,Google カレンダーに(又はスケジュールで)弁当を取りに行く、時間は19時に追加」と言えば、「カレンダーに(又はスケジュールで)弁当を取りに行く、時間は19時に追加しました。」と応答するハズ。
ある意味、ここまでが大変な作業であり、後は簡単。
次に命令した時に行動する方のサービスであるGoogleカレンダーを設定します。
これは「+that」をクリック。
先程と同様、Googleカレンダーで検索欄に検索をかけます。
Googleカレンダーでは、2つ選択出来るので「Create a detailed event」を選択
これが作成画面。
ほぼクリックだけの作業です。
「Add ingerdient」をクリックして選択するだけ。
複数のカレンダーを利用していた場合、使いたいカレンダーを選択。
時間は「NumberField」を選択。All dayをnoにすれば、1回だけの予定となります。
後半は設定なし。
「Crate action」をクリック。
n
これで「Finish」をクリックすれば完了です。
次はカレンダーの設定ですが、これは少し変更するだけ。
Googleカレンダーの設定を変更する
自作したアプリとうまく連動させる為に、カレンダーの設定を変更します。
変更と言っても、設定から「言語と地域の言語をEnglish(US)に変更する」だけ。
うっかり日本語のままだと、連動せず使えません。忘れずに。
これで全ての作業が終わりました。
イメージでは・・・
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「カレンダーに(又はスケジュールで)弁当を取りに行く、時間は19時に追加」 |
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「カレンダーに19時に弁当を取りに行くと追加しました。」 |
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(カレンダーにも登録される) |
「OK,Google カレンダーに(又はスケジュールで)弁当を取りに行く、時間は19時に追加」と言えば、「カレンダーに午後7時に弁当を取りに行く」と登録されるハズ。
トリガーの工夫
実際にこの通り命令してみましたが、、「Create a detailed event」が日本語に対応していないからか、なかなかうまくいきませんでした。
しかし!言い方を変えるだけで解決しました。
ポイントは、時間の部分に時をつけない。
「#」の部分は、あくまでも数字を記録するので、時間のみを発音。
つまり、
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「OK,Google カレンダーに(又はスケジュールで)弁当を取りに行く、時間は19(じゅうきゅう)に追加」 |
と命令すればOK。
カレンダーには、こんな感じで登録されました。
ちなみに、翌日の午後7時30分にテレビを見たい場合、24時間を足して43.30(よんじゅうさんてんさんぜろ)と発音します。
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「OK,Google カレンダーにテレビを見る、時間は43.30(よんじゅうさんてんさんぜろに追加」 |
しっかり翌日の午後7時半に登録されました。
ちょっと面倒くさい・・・
「コマンド長げ~な。」と思った方もいるでしょう。
時間はを省略して「カレンダーに $ # に追加」と記入しても反応します。
また、自分の言いやすいように言語を入れ替えたり、順番を変えたりするなどお好みに変更してみてください。
自分の場合は、試行錯誤の末、このトリガーが一番反応が良かったです。
まとめ
今回のレシピで、音声で予定を入れれるようになりました。
どうしても、 Googleカレンダーで使えるサービスが日本語に対応していない為に融通が効かない所もあります。
認識率は80%というところでしょうか。
トリガーの工夫次第ではもっと出来る様になるのかもしれません。
その内に日本語に対応するか、対応した別のサービスが出て来るかも。
そうなるともっと使いやすくなるでしょう。
それまでのつなぎ程度には使えるのではないでしょうか。
興味のある方は、ぜひ作成してみてください。