Chromecast(クロームキャスト)は、スマホで見ている動画をテレビに映し出せる便利なデバイスです。
これだけでも便利なのですが、Google home(グーグルホーム)と連携させることで、さらに使い勝手がよくなります。
そこで、具体的には連携させると何ができるか、できること全てを紹介します。
Google homeとChromecastを連携させてできること
Google homeと連携させる最大のメリットは、音声操作ができるようになること。
「わざわざ音声で操作しなくても・・・」と思う方もいるでしょう。
でも、これが大変便利。
例えばヒカキンの動画を見るとします。
大まかな操作の流れは、
- スマホでYoutubeアプリを起動
- ヒカキンの動画を検索・再生
- キャストボタンをタップ
- テレビにヒカキンの動画が映し出される
ですが、
これが音声操作できると、
- 「OK,Google、ヒカキンの動画」
- テレビにヒカキンの動画が映し出される
と、スマホ操作しなくても、一発で操作可能。
この手軽さで、動画を見る機会がグッと増えます。
もちろん、連携させてできることは、これだけではありません!
他にも、
・テレビの操作
・音楽を再生・操作
・写真を映し出す
など、音声で操作できるようになります。
それでは、できることを具体的にみていきましょう。
動画サービスを再生・操作
Chromecastは、複数の動画サービスに対応しています。
この中には、すべて音声で再生できるサービスも。
Youtubeなら
「OK,Google、○○の動画」
と言うだけで、チャンネルが切り替わり動画を再生します。
「おもしろい」「かわいい」など抽象的な言葉でもOK。
また、ボリューム調整、早送り、巻き戻しなどの操作も音声で可能です。
なお、ボリューム調整については、テレビのボリュームではなく、動画サービスのプレイヤーの調整となります。
音声操作ができる動画サービス一覧
- Youtube(Youtube Music)
- Netflix(ネットフリックス)
- Hulu(フールー)
- au ビデオパス
できること
- 再生/停止
- 早送り/巻き戻し
- スキップ
- 一時停止
- ボリュームの調整
- ミュート
命令コマンド

OK,Google、
「(動画サービス名)」の「(タイトル)」の動画
「(動画サービス名)」の「おもしろ動画」など
「ボリュームを上げる/下げる」
「次の動画」
「(○○秒)スキップ」
など
テレビの操作
テレビの電源をON/OFFできるようになります。(TV機種にもよる)
ChromecastをテレビのUSBから給電していると、テレビがOFFでChromecastの電源もOFFになるテレビが多いようです。
この様な場合は、Chromecastをコンセントから給電して常に電源がONの状態にしておきます。
そうしておけば、テレビが付いていなくても、テレビの電源がONになりYoutubeの動画が再生と一連の流れが操作されます。
リモコンが近くにない時に便利です。
できること
- 電源をON/OFF
命令コマンド

「OK,Google、テレビをつけて」
「OK,Google、テレビを消して」
など
音楽を再生
Google Play Musicの音楽ライブラリにあるプレイリストをテレビで再生します。
メイン、ダイニングルームなど、Chromecastに付けたデバイス名を指定すれば、OK。
テレビやクロームキャストと直接指定しても反応します。
この場合、テレビ画面には曲名だけが表示されています。
テレビとオーディオスピーカーをつないでいいれば、高音質で音楽を楽しむことも。
できること
- 再生/停止
- 早送り/巻き戻し
- スキップ
- 一時停止
- ボリュームの調整
- ミュート
命令コマンド

OK,Google、
「(デバイス)で(プレイリスト名)を再生」
「(デバイス)で(アルバム名)を再生」
写真の表示
写真管理サービス「Google Phots(グーグルフォト)」を利用して、テレビ画面に場所の名前や人物名、アルバム名など特定の写真の表示させることができます。
また、次の写真や前の写真、一時停止や再開などのスライドショーの操作もできます。
撮影時にGPS通知の設定をしていれば、場所の指定などで関連した写真表示をスライドショーで楽しめます。
誕生日パーティーや旅行に行った時の写真をみんなで楽しめるようになるのもいいですね。
こちらの機能を利用する場合は、設定が必要です。
スライドショーの設定
- Google Home アプリ
- アカウントアイコンのタップ
- [設定]をタップ
- [動画と写真] をタップ
- [写真] で、スライダーをオン
できること
- 特定の写真の表示
- 次の写真の表示
- 前の写真の表示
- スライドショーの一時停止
- スライドショーの再開
- スライドショーの停止
命令コマンド

「OK,Google、(場所名)の写真をみせて」
「OK,Google、(猫)の写真をみせて」
「OK,Google、<デバイス名> の次の写真」
「OK,Google、<デバイス名> のスライドショー停止」
など
連携させる設定方法
まだ連携されていない方は、早速、設定しましょう。
Google homeとChromecastを連携させるには、同じGoogleアカウント、同じWi-Fiの環境下である必要があります。
この点さえ気を付けていれば、後は簡単。
スマホにインストールしたGoogle homeアプリから、Chromecastが発見されるので、セットアップをタップして接続するだけ。
この時、コードが表示されるので、テレビ画面にも同じコードが表示されれば成功です。
設定方法
- Google homeアプリを起動
- 右上にあるデバイスアイコンをタップ
- 自動でChromecastが発見
- セットアップをタップ
- コードを確認
どちらを選ぶべき
Google homeまたはChromecastをこれから買おうと思っている方は、どのモデルを買えばいいでしょうか。
Google homeの場合
日本で買えるGoogle homeは、スタンダードモデルとmini。
大きな差と言えば、音質くらいになります。
音質にこだわらなければ、miniでいいかも。
Google home
スタンダードモデル。
Google homeでも音楽を楽しみたいという方は、こちら。
Google home mini
コスパもよく、消費電力も少なめ。さらにコンパクトで置き場所にも困りません。お試し用としてもアリ。
Chromecastの場合
クロームキャストは、4K画像に対応したタイプと対応していないモデルの2つがあります。
YoutubeやNetflixは4K動画もありますから、画質を重視する方はこちら。ただ、テレビも4K対応でなければ、十分な威力が発揮できないので、注意してください。
また、4Kモデルは、有線LAN接続もできるのでWi-Fi環境がない方もこちらになります。
Chromecast Ultra(クロームキャストウルトラ)
4KウルトラHDおよびHDRに対応し、有線LANにてインターネットに接続できます。
画質を重視する人やWi-Fi環境がない方向き。
Chromecast(クロームキャスト)
スタンダードモデル。最新モデルは、第3世代
コスパ的にもいいですし、特に画質にこだわらない様であればこちらで十分です。
まとめ
Google homeとChromecastを持っていれば、連携するだけで楽しみが広がります。
連携させる設定も簡単ですから、一度試してみてはいかがでしょうか。
自分は連携してから動画を見る回数がかなり増えました。
YoutubeとNetflixがメインですが、Netflixだと次のエピソードに飛ばしたり、日本語にして字幕を付けたりなどもできるので便利です。
1か月無料ですし、登録にプリペイドカードを使えば、クレジットカードの登録も不要。
興味がある方は、お試しください。