現在、日本で発売されているグーグルのスマートスピーカーは、Googlehome、Googlehome miniの2つ。
これに今後発売予定があるGooglehome maxと合わせて3つのモデルがあります。
まず抑えておきたいポイントは、タッチ操作が出来る・出来ないの操作面での違いはあるものの、肝心の音声認識やアシスタント、処理能力などにほとんど差がないということ。
大きな差があるのは、スピーカーの性能です。
このことから、まずは音楽をどれ位楽しみたいのかが、どれを買うべきかの大きなポイントになるでしょう。
音楽の楽しみ方で選ぶ
それでは、「音質」に注目して、その違いと選び方をみていきましょう。
Googlehomeの3シリーズに搭載されているスピーカーの性能には大きな差が・・・
性能が良いから一番という訳ではなく、自分の求める楽しみ方でどれを選ぶか変わってきます。
普段、スマホやテレビなどで音楽を楽しんでいる方ならGooglehome。
ただ、ボリュームの最小でもそこそこあるので、作業用のBGMだったり聞き流しで楽しむ場合は、気になる方もいるのではないでしょうか。
そういう方はGooglehome miniが向いていますが、音質は下がります。
更に音質にこだわり、ダイナミックなサウンド、重低音もという方は、Googlehome maxに。
室内の置き場所によってスピーカーの音声を調整するSmart Sound機能や、Bluetoothの他に有線接続も可能なためより多くのデバイスの音声出力をすることができるなど、音楽にこだわった他モデルには無いならではの機能も搭載されています。
スピーカー | 特徴 | 向いている用途 | |
Googlehome | 2インチドライバ + 2インチ デュアル パッシブ ラジエーター |
miniより音質が上 | 音楽鑑賞、ストーリーミング |
Googlehome mini | 40mmドライバー採用サラウンド サウンド | 最小音量が一番小さい | 作業用BGM、ストーリーミング |
Googlehome MAX | 2つの4.5インチハイエクスカーションウーファー + 2つの18mmカスタムツイーター |
Smart Sound機能搭載 有線接続も可能 |
音楽鑑賞、パーティー用BGM、オーディオスピーカー代わり |
音質の好みは人それぞれなので、一概には言えませんが、普段何気なく聞いている方ならGooglehomeで十分です。
次に、音楽以外の大きさや操作方法などの使用感から、それぞれの特徴を比較していきたいと思います。
Googlehome、mini、maxの比較
冒頭でも話した通り、音声認識やアシスタント、処理能力などにほとんど差がありません。
あとはその大きさや仕様から使い勝手の違いがでてくるでしょう。
バランスのとれたGoogle home
価格:1万5120円(税込)
スタンダードとなるモデルがこれ。
音声操作だけではなく、天板のタッチパネルで音楽やアラームなどをワンタップで停止する様な直接操作も可能です。
シチュエーションによって色々な使い方が出来そうな操作性と利便性を兼ね備えた使いやすさが特徴となります。
Googlehomeが向いている方
- 色々な使い方をしたい
- タッチ操作もしたい
- 無難なモデルが欲しい
- 音質が気になる
コスパ最強!Googlehome mini
価格:6,480円(税込)
3モデルの中では一番値段が安く購入しやすいGooglehome mini。
スピーカー部分を簡略化することでボディーを小型化し、コンパクトで置き場所にも困らず手軽に使えるのが特徴です。
その価格帯からか人気のモデルで、たまに楽天スーパーセールで半額で販売されている時も。
Googlehome miniが向いている方
- とにかく値段は安い方がよい
- 音質は気にしない
- 自由に置ける方が良い
- 小音量で使いたい
- 消費電力はかからない方が良い
- とりあえず使ってみたい
音楽メインで楽しむならGooglehome max
価格:約4万5,300円
日本ではまだ未発売であるGooglehome max。
本格的に音楽を楽しむユーザーならGoogle HomeやGoogle Home miniでは物足りなさを感じるかもしれません。
その様な音質にこだわったユーザー向けのモデルです。
4.5型のウーファーを2つ内蔵しており、シリーズの中では最大の大きさを誇り、その大きさから置き場所が限られるので固定スピーカー的なイメージで利用する感じです。
もちろん、これくらいのスペックを持つ位ですから価格もシリーズの中では一番高い約4万5千円近いハイエンドモデルとなっています。
Googlehome maxが向いている方
- ほぼ音楽メインの使い方
- 音質にこだわりたい
- 大音量でも利用したい
- オーディオ代わりに使いたい
- 有線接続してデバイスの音声出力をしたい
3モデルの仕様の比較まとめ
ここまでの3つのモデルの仕様をまとめたのがこの表です。
Google Home | Google Home Mini | Google Home Max | |
---|---|---|---|
定価(税込) | 1万5120円 | 6,480円 | 約4万5300円 |
大きさ | 幅:9.64cm 高さ:14.28cm 奥行き:9.64cm |
幅:9.8cm 高さ:4.2cm 奥行き:9.8cm |
幅:33.66cm 高さ:190.0cm 奥行き:15.44cm |
重量 | 477g | 173g | 5.3kg |
カラー | ホワイト スレートファブリック |
チョーク チャコール コーラル(Google ストア限定) |
チョーク チャコール |
サポートされている オーディオ形式 |
HE-AAC LC-AAC MP3 Vorbis WAV(LPCM) FLAC |
HE-AAC LC-AAC MP3 Vorbis WAV(LPCM) FLAC Opus |
|
無線ネットワーク | 802.11b/g/n/ac(2.4 GHz / 5 Ghz)Wi-Fi | ||
スピーカー | 2インチドライバー + 2インチ デュアル パッシブ ラジエーター |
40mmドライバー採用360サラウンド | 2つの4.5インチハイエクスカーションウーファー + 2つの18mmカスタムツイーター |
電源 | 16.5 V、2A | 5V、1.8A | AC 100-240V、50/60Hz |
ポートとコネクタ | DC 電源ジャック | マイクロ USB ポート | USB-C 3.5mm |
その他 | プロセッサ:Quad-core ARM センサー:照度センサー、方位センサー搭載 |
それぞれの使い方
特徴は分かったものの、「実際に使っているイメージがまだつかめない。」と思った方もいるのでは。
そこで、一般にどの様な使い方をしているかと言うと
Google Homeは直接操作も簡単ですから、手が届くソファーやベット周辺、 Google Home miniは、そのコンパクトさから机の上など仕事用、 Google Home maxは、リビングルームなどオーディオ感覚で |
と言えばイメージしやすいでしょうか。
あくまでも一例ですから、参考までに。
まとめ
なんとなく自分が利用しているイメージが掴めたでしょうか。
余談ですが、自分の場合はGoogle Homeに興味があった訳ではなかったのですが、miniが半額で売られていたのをたまたま目にして思わず購入。
とりあえず使っているうちに、音楽を聞いたり、家電を操作したりとその便利さにハマってしまいました。
そうこうしているうちに、「もうちょっとクリアな音で音楽を聴きたいな」と思い始めGoogle Homeも購入。
その音質を聞いた時に「まあまあ違うんだな」とは思いました。
ただ、音楽は主にSpotify(スポティファイ)を利用したストリーミングですから、大した音量を必要としません。
そういう意味では、小音量も可能なGoogle Home miniの方が合っているかなと思うところも。
この“小音量”というポイントも、Google Homeにするかminiにするかの分かれ目になりそうです。
Google Homeは複数台あっても連動するので、別の部屋に置いても操作可能。
例えば、二階にいる家族の呼び出しや子供も起こすためのアラームを作動させる様な使い方も出来ます。
ですから、最初はGoogle Home miniでお試ししてみる入り方もアリだと思います。
これからGoogle Homeシリーズを購入予定の方は、どの様に使っているかをイメージしてみて選んでみてはください。
しかし、Googlehomeの肝はあくまでも音声操作。
音質の良さだけを求めるなら、外付けのスピーカーでも良い訳です。(音声で再生・停止などの操作は出来ませんが)
この他の使用感については、タッチ操作できるかできないかで、肝心の音声認識やアシスタント、反応などにほとんど差がありません。